シャンプーも、トリートメントも、ヘアオイルもある。そこへ「頭皮用美容液」が加わると、何をする1本で、どこで使うのかが見えにくくなります。手がかりは、呼び名の響きではなく容器の表示です。何をするかは表示の語で読めます。いつ使うかは、まず使用方法の欄を見ます。
頭皮用美容液(頭皮美容液)は、頭皮に直接つけて使う、頭皮向けのケア製品の呼び名です。法律上の区分の名前ではなく、化粧品にも医薬部外品にも使われます。そのため、呼び名だけでは何をする1本かは決まりません。何をするかは表示の語で確かめ、いつ使うかは使用方法の欄から決めます。

なぜ、呼び名より表示を読むのか。「頭皮用美容液」と呼ばれる製品には、化粧品も医薬部外品もあるからです。使い方も、製品ごとに違います。表示の語は、その1本が何に向けて作られたかを示します。使用方法の欄には、回数や使う場面が書かれていることがあります。編集部は、この2つを読んでから、手持ちのヘアケアのどこに置くかを決めることをすすめます。置き場所が決まれば、今のケアを入れ替えずに足せるからです。
頭皮用美容液は何をするもの? 髪のケアと、使う場所で分ける
毎日のヘアケアを、使う場所と役割で3つに並べてみます。
- 洗う:シャンプーは、頭皮と髪を洗います。
- 今ある髪へ:トリートメントやヘアオイル、ミルクは、今ある髪のまとまりや摩擦へのケアです。
- 頭皮へ:頭皮用美容液は、髪ではなく頭皮そのものに向けて使います。
毛先のケアには、今ある髪のためのケアとして価値があります。頭皮用美容液は、それを置き換えるものではありません。足す場所が違う1本です。

何をする1本かを確かめる手がかりは、容器に書かれた語です。化粧品が表示できる効能の範囲には、「頭皮」を含む語と、「毛髪」だけを挙げた語があります。
「頭皮」を含む語には、「頭皮、毛髪を清浄にする」「頭皮、毛髪にうるおいを与える」などがあります。「毛髪」だけを挙げた語には、「毛髪につやを与える」「毛髪をしなやかにする」などがあります。
「清浄にする」のように、洗うことを表す語にも「頭皮」は入っています。そのため、「頭皮」の字があるだけでは、頭皮用美容液かどうかは決まりません。頭皮につけて使う製品で、表示の語に「頭皮」が入っていれば、頭皮も対象にした1本だと読めます。今ある髪と頭皮でケアを分ける女神の前髪の考え方は、頭皮ケアも毎日の美容にで紹介しています。
同じ呼び名でも、区分で書ける役割が変わる
頭皮用美容液と呼ばれる製品には、化粧品も、医薬部外品の薬用育毛剤もあります。化粧品は、先に挙げたような範囲の語を表示できます。医薬部外品の育毛剤は、製品ごとに承認された効能効果を表示します。
区分そのものの説明は、医薬部外品の育毛剤とはで扱っています。容器のどの欄で見分けるかは、頭皮美容液と女性用育毛剤の違いで整理しました。
いつ使う? まず使用方法の欄を読み、なければ続けやすい時間に
頭皮用美容液をいつ使うかは、製品ごとに違います。最初に見るのは、その製品の使用方法の欄です。書かれていれば、次の4つを読みます。
- 1日に何回使うか
- 洗髪のあとに使うか
- 乾いた頭皮に使うか、濡れた頭皮に使うか
- 使ったあと、洗い流すか
条件が分かれば、朝と夜の流れのどこに入るかが決まります。たとえば、洗い流さず、乾いた頭皮に使うと書かれた製品です。それなら、朝の身支度の中で、髪を整える前に入れられます。洗髪のあとに使うと書かれていれば、夜の流れに入ります。
使用方法の欄に、回数や時間帯が書かれていない製品もあります。その場合は、清潔な頭皮に、続けやすい時間を選びます。迷うときは、製品名を添えて販売元へ確認してください。「頭皮用美容液は夜に使うもの」とは、ひとくくりに言えません。編集部が使用方法の欄を先に読むことをすすめるのは、作り手が想定した使い方があればそこに書かれるからです。
ヘアオイルなどと同じ時間に使うときは、つける場所を分けます。頭皮には頭皮用の1本を、毛先には髪用の1本を使います。使う順番が書かれていればそれに従い、迷うときは製品名を添えて販売元へ確認してください。
女神の前髪を朝と夜のどちらに使うかは、50代の頭皮美容液Q&Aで答えています。
いつから始める? きっかけは毛量の悩みだけでなくていい
頭皮用美容液を使い始める年齢に、決まりはありません。年齢についての質問も、50代の頭皮美容液Q&Aで扱っています。
編集部は、始めるきっかけを毛量の悩みだけにしなくてよいと考えています。毛先は毎日ケアしているのに、頭皮に向けたケアはまだ何もしていない。そう気づいたときも、始めどきの一つです。頭皮用美容液は、ケアする場所に頭皮を足すものだからです。悩みの深さを、始める条件にする必要はありません。
その考えの背景は、つくり手の記事に書いています。1本を選ぶ順番は女性用育毛剤の選び方で整理しました。使い始めてからの続け方は、続けるための小さな工夫で紹介しています。
一方で、先に相談したい状態もあります。抜け毛の量が急に大きく変わった、地肌に赤み・痛み・強いかゆみがある、体調面の不調を伴う。こうした場合は自己判断で始めず、医療機関へ相談してください。受診を考える目安は、女性の抜け毛予防の記事にもまとめています。
女神の前髪の場合
女神の前髪 薬用スパエッセンス No.8-HINOKI は、医薬部外品の薬用育毛剤です。「頭皮用美容液」で探す方の目にも触れますが、区分は医薬部外品です。販売名は「ヘアーローション8 MV」、承認番号は30600DZX00656000です。効能効果は、承認された範囲で商品に表示しています。詳しい表示はAmazonの商品ページで確認できます。
洗いあがった清潔な頭皮であれば、朝でも夜でも使えます。続けやすい時間を選んでください。目安は1日1回3~5プッシュで、洗い流さずにそのまま髪を整えられます。30mLで約1ヶ月分です。これは使用量の目安で、効果が現れるまでの期間ではありません。
選ぶ理由として大切にしているのは、使う側の毎日です。天然ヒノキ精油(一部合成香料を併用)の香り。持ち歩ける30mLの大きさ。洗面台に隠さず置けるボトル。朝の身支度に組み込む手順は、女神の前髪の使い方で紹介しています。
よくある質問
「頭皮用美容液」と「頭皮美容液」は、違うものですか?
どちらも呼び名で、区分を示す言葉ではありません。何をする1本かは、製品ごとに表示の語と区分で確かめてください。
ヘアオイルを使っていれば、頭皮用美容液はいりませんか?
使う場所が違います。ヘアオイルは今ある髪へ、頭皮用美容液は頭皮へ向けたケアです。どちらかを否定するものではありません。足すかどうかは、ご自身の目的で決めてください。
洗い流さないタイプは、いつ使えばいいですか?
使用方法の欄に、回数や使う場面が書かれていれば従います。書かれていなければ、清潔な頭皮に、続けやすい時間を選んでください。迷うときは、製品名を添えて販売元へ確認してください。女神の前髪は、洗いあがった清潔な頭皮であれば、朝でも夜でも使えます。
化粧品の頭皮用美容液でも、ふけやかゆみのケアに使えますか?
化粧品が表示できる効能の範囲にも、「フケ、カユミを抑える」などの語があります。手に取る製品の表示に、その語があるかで確かめてください。地肌に赤み・痛み・強いかゆみがあるときは、医療機関へ相談してください。洗い方の基本は、頭皮のかゆみ・ふけが気になるときの記事にまとめています。
頭皮用美容液は毎日使うものですか?
使用方法の欄に回数が書かれていれば、それに従います。女神の前髪は、1日1回3~5プッシュを目安にご案内しています。変化の速さや時期は、表示からは分かりません。
まとめ
- 頭皮用美容液は、髪ではなく頭皮に向けて使うケアの呼び名。法律上の区分名ではない。
- 何をする1本かは表示の語で読む。頭皮につけて使う製品で「頭皮」を含む語があれば、頭皮も対象にした1本。
- いつ使うかは、まず使用方法の欄を読む。書かれていなければ、清潔な頭皮に続けやすい時間を選ぶ。
- 始めるきっかけは毛量の悩みだけでなくていい。
- 抜け毛の急な変化や地肌の赤み・痛みがあるときは、先に医療機関へ相談する。
参考資料
- e-Gov法令検索:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 第2条
- 厚生労働省:まつ毛美容液を標榜する化粧品等の安全性確保について(参考資料① 表5 承認を要しない化粧品の効能の範囲)
※ 一般的な頭皮用美容液の説明と、女神の前髪の製品情報を分けて記載しています。本品は医薬部外品です。効果には個人差があります。本記事は使い方の考え方をご紹介するもので、特定の効果を保証するものではありません。頭皮に赤み・痛み・強いかゆみがあるときは、医療機関へご相談ください。
